
この記事を読んでいるあなたは、このように考えているのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、意識したほうが良いです。
今回は、
- SEO対策でキーワードの順番を意識すべき理由
- SEO対策でキーワードの順番を変えた場合の結果事例
- キーワードの順番で迷った時の対応策
についてお伝えします。
実際の事例を用いて具体的に説明していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
SEO対策でキーワードの順番を意識すべき理由

キーワードの順番を意識したほうが良いのは
- 検索順位
- 検索ボリューム
- 検索ユーザーの意図
- 日本語としての自然さ
主に、この4つの項目で影響を受けるからです。
それぞれの内容について、事例をあげながら説明していきます。
検索順位
キーワードの順番を変えることで特に影響を受けるのが、検索順位です。
検索順位によって、あなたの記事のアクセス数が変わってきます。
私は最近「8月 ブログネタ」のキーワードで記事を作成する時、順番を「ブログネタ 8月」としてみました。
- 8月 ブログネタ
- ブログネタ 8月
それぞれの順番でGoogle検索をしてみると


- 8月 ブログネタ:5位
- ブログネタ 8月:2位
という結果になりました。
このように、同じ記事であっても、キーワードの順番によって順位が変わります。
検索ボリューム
検索ボリュームも、キーワードの順番によって変化します。
先ほど紹介した2種類のキーワードについて、キーワードプランナーで表示された数値を確認すると

(参照元:キーワードプランナー)
このような結果になりました。
「8月 ブログネタ」で検索する人は一定数いるものの、「ブログネタ 8月」で検索する人はほとんどいないことが分かります。
検索ユーザーの意図
キーワードによっては、順番が異なることで、検索ユーザーの意図が異なるケースもあります。
例えば
- アルバイト しんどい
- しんどいアルバイト
この2つの違いを比べてみましょう。
「アルバイト しんどい」であれば
- 現在のアルバイトの仕事内容や人間関係がしんどくて悩んでいる。
- どうやって解決すればよいのかを知りたい。
一方「しんどいアルバイト」であれば
- 現在、アルバイト先を探しており、しんどいアルバイトを避けたい。
- 出来ることなら楽をしたい。
このように、キーワードによっては検索する人の意図に違いがみられます。
日本語としての自然さ
キーワードの順番を変えることで、日本語として不自然な並びになる場合もあります。
次の2つを見比べてみてください。
- 部活 先輩 好き
- 好き 部活 先輩
1つ目は、
部活の先輩が好きである
という意味で解釈できて、それほど違和感を抱きません。
ですが、2つ目の場合は
好きな部活の先輩
という意味になってしまい、
- 部活が好きなのか
- 先輩が好きなのか
いったいどちらなのか、判断が難しいです。
このように、キーワードの順番によって検索順位や検索ボリュームなどに影響があるため、順番を意識したほうが良いのです。
SEOキーワードの順番を変えた場合の結果事例
続いては、
キーワードの順番を変えると、検索ボリューム数においてどれほど影響を受けるのか
ということについて、あらゆるキーワードをもとに検証していきます。
今回は、3語キーワードを用いて
- 1語目・2語目を入れ替えた場合
- 1語目を3語目にした場合
- 2語目・3語目を入れ替えた場合
それぞれのケースについて、キーワードプランナーで表示された数値を用いて説明していきます。
1語目・2語目を入れ替えた場合
【その1】
- 上司 厳しい ストレス
- 厳しい上司 ストレス

(参照元:キーワードプランナー)
結果は同じです。
【その2】
- 上司 腹立つ 対処
- 腹立つ上司 対処

(参照元:キーワードプランナー)
「腹立つ上司 対処」の方で検索ボリューム数が表示されました。
【その3】
- 上司 怖い 緊張
- 怖い上司 緊張

(参照元:キーワードプランナー)
どちらも、ボリューム数は表示されませんでした。
(当然、このようなケースもあります)
1語目を3語目にした場合
【その1】
- 会社 給料 安い
- 給料 安い 会社

(参照元:キーワードプランナー)
同じ数値となりました。
【その2】
- 転職 年収交渉
- 年収交渉 転職

(参照元:キーワードプランナー)
どちらも数値が表示されていますが、結果は大きく異なります。
2・3語目を入れ替えた場合
【その1】
- クラウドワークス 単価 初心者
- クラウドワークス 初心者 単価

(参照元:キーワードプランナー)
「クラウドワークス 初心者 単価」のみ、数値が表示されました。
【その2】
- ブログ 文字数 タイトル
- ブログ タイトル 文字数

(参照元:キーワードプランナー)
「ブログ タイトル 文字数」のみ、数値が表示されています。
【その3】
- ブログ アクセス 3ヶ月
- ブログ 3ヶ月 アクセス

(参照元:キーワードプランナー)
「ブログ 3ヶ月 アクセス」のみ、表示される結果となりました。
上記の結果から、キーワードを分類してみると
- どちらのキーワードも数値がゼロ
- 一方のキーワードの数値がゼロ
- どちらのキーワードも数値が出るものの、数値が異なる
- どちらのキーワードも数値が同じ場合
このように、4つのパターンに分けることが可能です。
キーワードの順番で迷った時の対応策
キーワードの順番を決めるうえで
- 検索ボリュームの数値が両方とも同じ場合
- 検索ボリュームの結果が異なる場合(一方がゼロの場合も含む)
それぞれのケースによって、対応策が異なります。
特に、1つ目の場合は、判断に迷う方も多いです。
それでは、それぞれのケースの対処法について具体的に説明していきます。
検索ボリュームの数値が両方とも同じ場合
キーワードの順番を入れ替えても検索ボリューム数が同じだった場合は
キーワードの数を増やす
ことがポイントです。
例えば、先ほど紹介した
- 会社 給料 安い
- 給料 安い 会社
この2つは、順番を入れ替えても数値は同じでした。

(参照元:キーワードプランナー)
そこで、「会社 給料 安い」についてラッコキーワードの結果を見てみましょう。

(参照元:ラッコキーワード)
4語目に「辞める」というワードが含まれていることが確認できます。
そこで
- 会社 給料 安い 辞める
- 給料 安い 会社 辞める
この2つを、キーワードプランナーで確認してみると

(参照元:キーワードプランナー)
検索ボリュームの数値が異なる結果となりました。
そうすると、「辞める」というキーワードを追加する場合は「会社 給料 安い」の順番にした方が、検索者数を増やすことにつながります。
また、3語よりも4語の方が、上位表示の可能性を高めることが可能です。
検索ボリュームの結果が異なる場合
このような場合は、検索ボリューム数が多い方を選ぶようにしましょう。
ときどき、

どちらの順番の方が上位表示しやすいか?
と考え始める人がいるのですが、あまり意味はありません。
なぜなら、キーワードの種類が同じである以上、ライバルサイトの強さはそれほど変わらないからです。
よほど日本語として不自然にならない限り、キーワードプランナーの検索ボリューム数をもとに順番を決めるようにしましょう。
SEO対策におけるキーワードの順番のまとめ
いかがでしたか。
今回のポイントを、ここでおさらいしておきましょう。
- キーワードの順番を変えることで、検索順位や検索ボリューム、読者の意図が異なる
- そのため、キーワードの順番を意識したほうがよい
- キーワードの順番で迷った場合は、語数を増やしてみる
- 日本語として不自然にならない限り、検索ボリュームの数値を参考にして順番を決める
今回の記事が、SEO対策におけるキーワードの順番に関する疑問の解決につながれば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
SEO対策をするうえで、キーワードの順番を意識したほうが良いのだろうか?