
この記事を読んでいるあなたは、このようなことを考えているのではないでしょうか。
確かに、文字単価が比較的高いジャンルがある一方、それほど高くないジャンルも存在します。
とはいえ、「文字単価の高さ」だけを基準としてジャンルを選ぶわけにはいきません。
今回は
- webライターが稼げるおすすめジャンル一覧
- webライターが稼げるジャンルの特徴
- ジャンル選びのポイント
- ジャンル選びから案件獲得までの流れ
- すべてのジャンルで求められる事柄
についてお伝えします。
webライターとして長期的に稼ぐためのポイントを解説していますので、ぜひ最後まで読んでください。
目次
webライターが稼げるおすすめジャンル一覧

webライターが稼げるおすすめのジャンルは
この7つです。
それぞれの特徴を、1つずつ解説します。
金融系
金融系は、人々の関心が高い「お金」に直接関わる内容です。
広告単価や利益率がが高いため、文字単価が高い傾向になります。
- 株式投資
- FX
- 仮想通貨
- クレジットカード
- 税金
- 節約 など
- 金融業界での勤務経験者
- FPや公認会計士などの資格取得者
- 普段から投資を行っている人
上記のような方は、金融系ジャンルの案件を獲得しやすいです。
たとえ当てはまらなくても、勉強や投資経験を通して様々な知識を身につけていけば、金融ジャンルの案件を請け負える可能性が高まります。
不動産系
不動産系は大きなお金が動くジャンルであるため、文字単価が比較的高いです。
- マイホームの新築・購入
- 賃貸物件
- 注文住宅
- リフォーム・リノベーション
- 不動産投資・相続
- 宅建の資格を取得している
- 不動産業界で仕事をしている
- マイホームの購入経験がある
といった方は、案件を獲得しやすいです。
金融ジャンルと異なり、日常生活を通して知識や経験が積み重なる分野ではありません。
そのため、案件獲得のハードルは高いです。
転職系
ひと昔前と比べると、転職を考えている人が増えています。
マイナビの『転職動向調査2022年版』によると、2021年の正社員転職率が直近6年の中で最も高くなっています。

(参照元:マイナビ『転職動向調査2022年版』)
また、転職サイトやエージェントサービスを紹介するCMが多く流れていることも、転職に対するニーズが高いと言える要因です。
- 転職サイトサービス
- 転職エージェントサービス
- 退職代行
- 職場の人間関係
- 職場に対する不満(休日数・給料)
- 転職経験談
- 人材業界で仕事に取り組んでいる
- 転職を経験した
といった方にとって、取り組みやすい案件です。
特別な資格や知識がなくても、案件に取り組めます。
とはいえ、1度も転職をしたことがなければリアルな体験談を書けないため、案件を獲得しづらいです。
健康・医療系
健康・医療系は大きなお金が動くジャンルであり、専門知識が必要です。
- 病気やケガの治療法や予防
- 薬の使用法
- ダイエット
- サプリメント
- 医療従事者の転職情報
- 医者・看護師・薬剤師などの医療従事者
- ダイエットの専門家
といった方は、案件を獲得しやすいです。
場合によっては人の命に関わる内容を扱います。
そのため、専門的な知識がなければ避けた方が良いです。
美容系
美容系は、男性・女性に関わらず近年ニーズが高まっているジャンルです。
ホットペッパービューティーアカデミーの「美容センサス」によると、女性の美容室での1回あたりの利用金額が年々高まっていることが分かります。

(参照元:ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス」)
男性の脱毛への関心度も高まっており、脱毛サロン利用者の1回あたりの利用金額も上昇傾向にあります。

(参照元:ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス」)
以前と比べて、メンズ向けの脱毛サロン(メンズクリア・メンズTBCなど)の広告を見かけるようになりました。
- エステ
- コスメ
- 脱毛
- 美容整形
- サロン
- 美容業界に勤めている
- エステや脱毛の情報に詳しい
といった方が取り組みやすいです。
IT・通信系
IT系も、近年ニーズ高まっているジャンルの1つです。
経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、今後はIT系の人材不足が加速し、市場規模は今後も拡大すると見込まれています。

(参照元:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」)
- プログラミング
- 光回線
- モバイルWIFI
- IT系の会社の転職情報
- 本業・副業に関わらずプラグらミングに取り組んでいる
- 光回線やモバイルWIFIの情報に詳しい
といった方におすすめのジャンルです。
不動産系や医療系と比べると独学で知識を得やすいため、専門家でなくても取り組みやすいです。
副業系
政府が副業を推進するようになり、副業への関心が高まってきています。
Job総研の「2022年 副業・兼業に関する実態調査」によると、コロナ前と比べると副業を始めた人が増えていることが示されています。

(参照元:Job総研「2022年 副業・兼業に関する実態調査」)
今後も、副業に取り組む人がますます増えていくのではないでしょうか。
- webライター
- ブログ・アフィリエイト
- 転売
- You Tuber
- 動画編集
- ポイントサイト など
実際に取り組んだことがあるテーマであれば、記事を書きやすいです。
webライターが稼げるジャンルの特徴

webライターが稼げるジャンルの主な特徴は
この3つです。
それぞれの内容を、1つずつ説明していきます。
専門的な知識が必要
専門的な知識が必要なジャンルは、需要(案件数)が多いものの供給者(ライター)が少ないため単価が高いです。
- 金融系
- 不動産系
- 健康・医療系
などのジャンルは、案件に取り組むうえで専門的な知識が求められます。
実際に仕事として関わっている方だけでなく、FPや宅建などの資格を持っている方も優遇されます。
収益性が高い
収益性が高いジャンルであれば、ライターに支払う原稿料が高くても回収の見込みがつきやすいため、文字単価が高くなります。
- 仮想通貨ノウハウの紹介
- 転職エージェントの紹介
- プログラミングスクールの紹介
といった内容は、固定費が少なく利益率が高いです。
特別な資格がなくても投資や転職の経験者であれば、自身の体験談をまとめながら記事を作成できます。
人々のニーズが高い
人々のニーズが高いジャンルは、収益を伸ばす見込みが高いです。
- つみたてNISA
- 男性の脱毛
- プログラミング
- 転職
- 副業
などは、近年ニーズが高まっています。
案件によっては自身の体験談を中心に書けるものもあるため、専門的な知識がなくても取り組みやすいです。
webライターが収入を伸ばすジャンル選びのポイント

webライターが収入を伸ばすためのジャンル選びのポイントは
この4つです。
それぞれの内容を、1つずつ解説します。
興味・関心のあるジャンルを選ぶ
興味・関心のあるジャンルを選ぶことは、wewbライターの活動を継続するために大切です。
継続できれば、スキルが高まり収入を伸ばせます。
興味がないジャンルの案件ばかり引き受けると、ライティングやリサーチ作業に楽しさを感じられません。
その結果、webライターの活動に嫌気がさしてしまいます。
将来にわたって稼ぎ続けるためにも、興味・関心が高いジャンルを選ぶようにしましょう。
知識や情報量が多いジャンルを選ぶ
知識や情報量が多いジャンルを選べば、リサーチや執筆作業がスムーズに進みます。
なぜなら、調べることが少なくて済むからです。
また、大事なポイントとそうでないポイントを区別できます。
リサーチの時間を短縮できれば、多くの案件に取り組めるようになり収入を伸ばせます。
文字単価だけでなく案件数を増やすことも、稼ぐためのポイントです。
体験談を語れるジャンルを選ぶ
体験談を語れるジャンルも、リサーチや執筆時間の短縮につながります。
私自身、これまで転職活動を3度経験しました。
成功体験だけでなく失敗体験も積み重なっているため、転職ジャンルであれば自身の体験談をもとに文章を作成できます。
そのため、書くべきことを1から調べる必要がありません。
- コピペチェックに引っかからない
- 記事の内容に説得力が生まれる
といった点も、体験談を語れることのメリットです。
「高単価」にこだわりすぎないようにする
高単価にこだわりすぎると、稼ぐことから遠ざかります。
なぜなら
- 文字単価にこだわりすぎて、興味のないジャンルを選ぶことになる
- リサーチや執筆に時間がかかる
- 作業をしているとストレスを抱える
- 執筆作業がなかなか進まず、納期に追われる
といったサイクルが発生するからです。
もちろん、文字単価が高くて自身の興味のあるジャンルを選ぶのが理想的ですが、なかなか見つかりません。
単価だけにこだわらず
- 興味を持てそうなジャンルなのか
- 継続できそうなジャンルなのか
- 何らかの「楽しさ」を感じられるジャンルなのか
といったことも考えて、ジャンルを選びましょう。
webライターのジャンル選びから案件獲得までの流れ

ジャンル選びから案件獲得までの流れは
といったステップです。
それぞれの内容を、1つずつ具体的に説明します。
取り組むジャンルを2つ程度決める
まずは、取り組むジャンルを2つ程度決めましょう。
最初から1つに絞ると仕事を受注しづらくなるため、初心者のうちは2つ程度決めておいた方が良いです。
決める時のポイントは、
- 興味・関心があるかどうか
- 今後、興味を持てそうかどうか
- 知識や情報を持ち合わせているか
- 体験談を語れるかどうか
- 案件数が多いかどうか
といった内容です。
クラウドワークスを活用すれば、案件が多いかどうかを確認できます。

(参照元:クラウドワークス)
赤枠の部分にキーワードを打ち込むと、案件数が表示されます。
例えば「転職」を入力すると、以下の件数が表示されました。

(参照元:クラウドワークス)
案件が多いジャンルは
- 金融系
- 不動産系
- 転職系
- 健康・医療系
- 美容系
- IT・通信系
- 副業系
- 恋愛系
- 教育系
- ゲーム系
などです。
あまりストレスを抱えずに取り組めそうなものを、選んでください。
決めたジャンルに関する知識や情報を身につける
ジャンルを決めた後は、ジャンルに関する知識や情報を身につけましょう。
特に、
●興味はあるものの、あまり詳しくない
といった場合は、きちんと勉強したうえで案件に取り組むことをおすすめします。
勉強方法は
- 本を読む
- 記事を読む
- 動画を見る
- 実際に体験する
といった方法があります。
実際に体験できる内容であれば、1度トライしてみてください。
例えば、仮想通貨の案件に取り組みたい場合、実際に仮想通貨を購入することで様々な切り口で記事を書けるようになります。
逆に、本やネットだけで情報を集めただけの人が書いた記事は、薄っぺらい内容になります。
実際に体験することで説得力が生まれるのは、どのジャンルでも同じです。
webライターとしてのスキルを身につける
ジャンルに対する知識だけでなく、webライターとしてのスキルを身につけましょう。
webライターに求められるスキルは、SEOやマーケティングに関する内容など様々ありますが、
- 基本的な文章能力
- webライティングに関わるスキル
この2つが特に重要です。
webライティングに関わるスキルとは
- リード文やまとめの文の書き方
- 見出し構成の作成
- タイトルの作成
- 改行や文字装飾
- 語尾のリズムを意識する
などが含まれます。
以下の記事では、webライターが身につけるべきスキルを学べる本を紹介しています。
どのような本を選べばよいか分からない方は、ぜひ記事を読んでみてください。
文章を上手に書くコツについては、以下の記事にまとめています。
初心者webライターにとって必見の内容です。
実際に記事を書いてみる
webライターに必要なスキルをひと通り学んだあとは、実際に記事を書いてみましょう。
記事を書くことで、学んだスキルが身につきます。
記事のジャンルは、自身が取り組みたい案件に関わる内容が望ましいです。
例えば、金融ジャンルに取り組みたいと考えているのに、自身のブログで転職ジャンルの記事を書いていると

この人は、金融ジャンルの記事を書くのにふさわしいか判断できない
と思われてしまいます。
記事を書くうえで欠かせないリサーチを重ねることで、取り組みたいジャンルに関する知識が自然と身につきます。
具体的なリサーチ方法について知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
効率良く行う方法を具体的に解説しています。
案件に応募するまでの記事数の目安は、10記事です。
10記事書けば、webライターとしての基本的なスキルがある程度習得できます。
クラウドソーシングで案件獲得する
10記事程度の記事作成が完了した後は、案件に応募してみましょう。
案件応募するうえでおすすめのクラウドソーシングは、クラウドワークスです。
クラウドワークスのメリットは
- 案件数が多い
- 初心者でも取り組める案件がそろっている
- 操作しやすく利便性が高い
- 無料で利用できる
といった点です。
クラウドワークスの「ライティング・記事作成」の案件数を調べてみると、3,000件以上の案件が表示されていました。

(参照元:クラウドワークス)
まだ登録を済ませていない方は、この機会に登録しておきましょう。
初心者webライターが受注率を高めるコツは、以下の記事にまとめています。
なかなか案件獲得に結びつかずに悩んでいる方は、ぜひ読んでみてください。
すべてのジャンルでwebライターに求められる事柄

ジャンルに関わらず、webライターとして必要な事柄は
この3つです。
それぞれの内容を、1つずつ説明していきます。
丁寧な対応
クライアントへの丁寧な対応は、継続案件を頂くうえで不可欠です。
- 納期を守る
- 分からないことがあれば質問する(独断で進めない)
- 返信が届いたらお礼を伝える
- 案件を頂けたことへの感謝の気持ちを伝える
上記のことを意識した対応を心がけると、信頼関係を構築できます。
その結果、継続案件の獲得につながり収入金額を伸ばせます。
知識のアップデート
以前では常識とされていたことが、現在では間違っていると見なされることは珍しくありません。
特に、金融系や医療系などは制度や法律が変われば、ライターとして伝えるべき内容が異なります。
たとえ得意なジャンルであっても勉強や情報収集をおこたると、最新の情報や変更内容を把握できません。
その結果、クライアントや読者に誤った情報を伝えることになり、迷惑をかけてしまいます。
自身が取り組んでいるジャンルの情報に、アンテナを張るようにしましょう。
スキルアップ
webライターとしてのスキルアップも、収入を伸ばすために不可欠です。
AIが文章を書けるようになり、「webライターはオワコン」というウワサが広がっています。
実際はスキルが高いwebライターは不足しており、様々なクライアントがライターを探しています。
そのため、まだまだオワコンではありません。
ですが、ライターの数は増えており、スキルを高めなければ活躍する舞台が奪われます。
- 価値のあるコンテンツを考える
- 体験談を盛り込む
- 上位表示させるための方法を実践する
- 分かりづらい文章を修正する
といったことは、AIにはできません。
ただ文章を書くだけでなく、人間だからこそ果たせる役割に関するスキルの習得が求められます。
ジャンルをなかなか決められない場合の対応策

もしかすると、現段階で

なかなかジャンルを決められない
といった悩みを抱えているかもしれません。
なかなか決まらない場合は、様々なジャンルに取り組んでみてください。
色々なジャンルの案件を請け負うことで
- 意外に興味を持てるジャンル
- 全く興味を持てないジャンル
を把握できます。
興味を持てるかどうかは、実際に取り組んでみて分かるケースもあります。
「これなら自分にも出来そうだ」と感じられる案件に応募してみてください。
まとめ:初心者webライターは得意なジャンルを見つけよう
今回は、webライターにとって稼ぎやすいジャンルの具体例や、ジャンル選びのポイントを解説しました。
文字単価だけにとらわれず、興味を持てるジャンルかどうかを判断するのも忘れてはいけません。
様々な案件に取り組んで得意なジャンルが見つかれば、リサーチを効率よく行えるようになります。
その結果、執筆文字数が増えて報酬を伸ばせます。
「得意×文字単価が高い」案件の獲得に向けて、お互いに頑張りましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
webライターにとって稼ぎやすいジャンルを知りたい!